rhinitis

鼻炎専門治療

鼻炎専門治療では、様々な鼻炎疾患を対象に、一貫性をもった包括的な診断、治療を行っております。 
一般的なアレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎、急性/慢性鼻炎、急性/慢性副鼻腔炎、真菌性副鼻腔炎、特殊な好酸球性副鼻腔炎、術後性鼻炎/副鼻腔炎、また、最近増加傾向にある血管運動性鼻炎、寒暖差アレルギー性鼻炎などに対して、それぞれの疾患にとって最も適切と思われる治療を行います。

鼻炎による鼻づまり、鼻水、鼻血、嗅覚障害(においがしない、鼻が利かない)などの症状や治療でお困りの方は、ご相談下さい。鼻炎症状が長年続いている方は、粘膜の不可逆的な障害に伴って、症状が難治化する場合が見受けられます。中でも、副鼻腔炎(蓄膿症)が重篤化したり、好酸球性副鼻腔炎などの特殊な副鼻腔炎を併発することが多々ありますので、詳しい診察をお勧め致します。

対象疾患・症状

花粉症・アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)、慢性鼻炎、好酸球性アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、鼻閉(鼻づまり)、肥厚性鼻炎、薬物性鼻炎、萎縮性鼻炎、形態異常性鼻炎、過敏性鼻炎、寒暖差アレルギー性鼻炎、職業性鼻炎、術後性副鼻腔炎、真菌性副鼻腔炎、肉芽腫性副鼻腔炎、歯性副鼻腔炎など

対象疾患・症状

鼻粘膜は、生体防御機能の要

鼻粘膜は、生体防御機能の要

鼻の粘膜は、身体と下界との門番の働きをしています。吸い込んだ空気の温度が高すぎたり湿り気が少なかったり、あるいはばい菌が入っていたりすると、肺に大きな負担を与えてしまいます。鼻の粘膜は空気の入り口の部分で湿度と温度の調整、そしてばい菌の除去をしているデリケートでとても大切な器官です。

つまり鼻の粘膜は、身体の内と外との間にあって、肺のために空気を整えて防御する門番の働きをしているのです。ウイルスや細菌など異物の排除も鼻粘膜にしかできない仕事です。

粘膜が傷ついたり、粘膜の機能が破たんしてしまうと、鼻粘膜が腫れ空気の通りが悪くなるため、鼻炎になったり、それをそのまま放置してしまうと呼吸の機能や効率が低下し、咽喉頭炎や気管支炎を併発したりします。それがさらに進むと、後鼻漏、イビキや睡眠時無呼吸の発生の原因となってくるのです。

鼻炎専門治療での診査・診断・治療

診察・検査

適切な治療は、適切な診断が無ければ不可能です。診察(問診、所見確認)に時間をかけ、それだけで判断 が難しい場合には必要な検査を必ず受けていただきます。

検査法

内視鏡検査、血液検査(RAST、MAST)、鼻汁検査、鼻腔通気度検査、嗅覚検査、CT/MRI検査など
※検査は全て保険診療

診断・治療

診察・検査結果をもとに診断し、患者様とご相談の上、治療方針を決定します。
数多くの治療選択肢を横断的に組み合わせることで、患者様一人ひとりの症状やライフスタイルに最適な治療を提案しています。

治療法

各種一般薬物療法、各種免疫療法、各種漢方療法、各種外科的治療
※保険診療と一部自由診療(粘膜注射療法など)

鼻炎専門治療の来院データ

下記のデータは実際にアレジオ銀座クリニックに来院された患者様の統計です。 
鼻炎は、痛みなどを感じる症状が少ない為、殆どの人が鼻閉を感じてから来院されます。
鼻閉で来院される方の多くは、鼻閉以外にも複数の症状を併発されているかたが多くみられます。 嗅覚障害や、肥厚性鼻炎など比較的重症の方々です。

鼻水、くしゃみが急に発作の様に出る症状の方々が来院されますがこの様な場合は一般のアレルギー性鼻炎以外の要因による場合が多く、まずは血液検査で症状を確認して治療にあたります。最近ではこの様な症状をうったえる方が大変多くなりました。重症の場合には中耳炎も併発しますのでこの様な場合は早く症状の鎮静化を図るべきと考えます。

 

性別年齢分布

職業別居住地別治療にあたって最も重視されること

下記は鼻疾患別の症状の割合と来院頂いた患者様の症状データです。
当クリニックでは、鼻炎専門外来を設けておりますので割合としてはやはりアレルギー性鼻炎の方が一番多く占めております。

鼻炎診断

鼻炎専門外来ということで、初めて耳鼻科で治療を受けるたというかたも多くいらっしゃいます。「治療法がないから」、「通院がむずかしいから」と治療をあきらめていた方が症状だけでも知っておきたいと来院されます。

多くの患者様はご自身の症状について熱心に耳を傾け治療法について詳しく説明を聞いておられます。

副鼻腔炎

鼻疾患の中で比較的多いのが、副鼻腔炎です。いわゆる蓄膿症ですが、慢性の方から急性の方まで幅広く来院されます。治療法としては、副鼻腔洗浄や内服、もしくは手術もおこなっております。

最近では、カビによる副鼻腔炎や、インプラントによる副鼻腔炎で発症する方もいらっしゃいます。頭痛や鼻腔のニオイや違和感を感じられましたらお早めにご来院下さい。

粘膜注射

鼻疾患別アレルギー性鼻炎の方は、「効果が高い」、「眠くならない」、「効果が持続」を重視されています。
アレルギー性鼻炎を一度発症してしまうと薬の長期服用や症状の悪化などがあげられます。

現在、当クリニックで行っております「粘膜注射療法」は、「眠くならず」、「長期間の持続性」、「即効性」などお仕事のお忙しい方や慢性鼻炎でおこまりの方などにおすすめ治療です。

≫粘膜注射療法の詳細はコチラから


水っぱなくしゃみ鼻づまり

注射治療(保険適応)

鼻水や鼻づまり、嗅覚障害などを引き起こす慢性副鼻腔炎は、抗菌薬や外科手術で治療されてきました。

しかし、これらの治療効果を得られない難治性の慢性副鼻腔炎の患者さんが増えてきているのが実状で、手術をしてもすぐに鼻茸(鼻ポリープ)が再発してしまう方も少なくありません。

下記でご紹介するお薬はこれまでの治療法よりも効果が期待できる、新しいお薬です。

ご興味のある方は当院スタッフまでご相談ください。

デュピクセント 皮下注300mgシリンジ

鼻疾患別
主成分:デュピルマブ(遺伝子組換え)(Dupilumab(genetical recombination))
剤形:注射剤
シート記載:デュピルマブ(遺伝子組換え)300mg/2mL/1シリンジ

効能・効果

アトピー性皮膚炎や気管支喘息、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の病態を悪化させる原因物質の1つである
インターロイキン-4(IL-4)およびインターロイキン-13(IL-13)の働きを抑えることにより症状を改善します。
通常、既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎や気管支喘息、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の治療に用いられます。

投与できる人

全身性ステロイドなどの薬物療法を実施しても症状が改善しない・長期改善状態を維持できない、
または手術後に再発した鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の方にご使用いただけます。

デュピクセントの投与は、鼻茸スコア・鼻閉スコア以外に、以下の項目の全てに該当する必要があります。

・慢性副鼻腔炎の確定診断がなされている。
・鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に対して、手術による治療歴がある。
・既存の治療を行ってもコントロール不十分であって、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に対する手術が適応とならない。

投与スケジュール

デュピクセントは、2週間ごとに1本を皮下注射します。
症状が安定した後は、主治医の判断によって、4週間ごとの投与に変更することがあります。
必ず主治医の指示に従ってください。

デュピクセント®の薬剤費の目安
デュピクセントの薬剤費
1本あたり
ベン:66,562円 シリンジ:66,356円
ペンの場合 シリンジの場合
初回(2本) 2回目以降(1本) 初回(2本) 2回目以降(1本)
133,124円 66,562円 132,712円 66,356円
自己負担額(窓口で支払う金額) 3割 39,937円 19,969円 39,814円 19,907円
2割 26,625円 13,312円 26,542円 13,271円
1割 13,312円 6,656円 13,271円 6,636円

令和2年11月現在のデュピクセント®の薬価をもとに計算しています。
3割:6~69歳、70歳以上で現役並み所得者  2割:70~74歳で一般・低所得者
1割:75歳以上で一般・低所得者

 

ヌーカラ 皮下注用100mg

主成分:メポリズマブ(遺伝子組換え)(Mepolizumab(genetical recombination))
剤形:注射剤

効能・効果

この薬は、インターロイキン5(IL-5)の働きを抑えることで、気管支喘息や好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の原因の一つである好酸球を減少させ、
炎症を抑えて発作を抑え症状を安定させます。
喘息症状をコントロールできない難治性の気管支喘息及び既存治療で効果不十分な好酸球性多発血管炎肉芽腫症の治療に用いられます。
耳鼻科症状以外に、喘息を併発している患者様は治療の対象となる場合がございます。

ゾレア 皮下注用150mg

主成分:オマリズマブ(遺伝子組換え)(Omalizumab (genetical recombination))
剤形:注射剤

効能・効果

IgEという体内の物質の働きを抑え、気道の炎症を鎮め、喘息発作を起こりにくくします。
ただし、すでに起こっている喘息発作を止める薬ではありません。また、季節性アレルギー性鼻炎、特発性の慢性蕁麻疹における症状も改善します。
通常、既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治性の気管支喘息、既存治療で効果不十分な重症
または最重症の季節性アレルギー性鼻炎、既存治療で効果不十分な特発性の慢性蕁麻疹の治療に用いられます。

〒104-0045
東京都中央区築地2-9-5 T&Mビル 1F※ 築地駅から徒歩1分

Tel.03-5148-1187

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診療時間

※火曜、水曜の午前は日帰り手術 ※土曜日午前は術後外来です

アレジオ銀座クリニックは、耳鼻いんこう科・漢方内科・疼痛緩和内科を専門とする西洋医学と東洋医学の総合クリニックです。また、一般診療から後鼻漏などの治療まで患者様の症状に合わせた治療をご提供しております。
耳鼻いんこう科(保険診療)、後鼻漏専門治療(保険診療・一部自由診療)、鼻手術(日帰り)、鼻炎専門治療(保険診療・一部自由診療)、漢方内科(保険診療)、漢方外来(木曜・土曜)、疼痛緩和内科(針灸、経絡外来 木曜・土曜 自由診療)